interface(helpbrowser=standard) を設定しておくと、どのインターフェイスからもスタンダード GUI のヘルプブラウザを起動してドキュメントを表示することができます。すなわち、コマンドラインおよびクラシックインターフェイスを使用しているユーザーに対しても、文書内のハイパーリンクや全文検索、コンテンツのテーブルが表示可能になります。さらに、Maple のスタンダードインターフェイス固有の機能を使用して作成されているため、以前はクラシックやコマンドラインインターフェイスのヘルプでは表示できなかったヘルプページも利用できるようになります。これには、いくつかのヘルプページ、サンプルワークシートおよび Maple Portal のページが含まれます。 helpbrowser 変数の詳細については、interface を参照してください。

Eval は行列など rtable 構造を処理できるようになりました。

Eval(Matrix([[x^2 + y]]), {x=3, y=2}) mod 5;

RootFinding[Isolate] では、多項式の実数根の分離法が選択できるようになりました。手法は、F. Rouillier による RealSolving (RS) C ライブラリに基づいた “RS” 法と、M. Moreno Maza などによる RegularChains パッケージに基づいた “RC” 法から選択できます。

with(RootFinding):

F := [x^2-2, y-1];

Isolate(F, [x,y], method="RS");

Isolate(F, [x,y], method="RC");