plot コマンドに適用できるオプションは多数あります。また、これらの大半は他のプロットコマンドにも適用できます。プロットのオプションには、グリッドを表示するためのオプション (グリッド線、軸、ラベルなど) やプロットを生成するためのオプション (適応的描画点のサンプリングおよび不連続の検出)、プロットを表示するためのオプション (色、線および塗りつぶしのスタイル、透明度など) などが含まれます。全オプションの一覧については、plot options を参照してください。各プロットコマンドで適用可能なオプションについては、そのコマンドのページに記載されています。
plot コマンドに適用できるオプションの大半は、プロットのコンテキストメニュー (plot context menus) を使用して対話式に既存のプロットに適用することもできます。
基本的な図形オブジェクトを生成したり既存のプロット構造を変更するためのコマンドは plottools パッケージに提供されています。生成可能なオブジェクトには幾何学的図形や矢印、点などが含まれ、既存のプロットまたは別軸に表示できます。プロットの変換には、その種類に関わらず、回転、平行移動、およびスケーリング (拡大縮小) が伴います。また、テキストや 2-D Math 表記の式を既存のプロットに追加するための textplot (3-D プロット用には textplot3d) も用意されています。2-D プロットには、一連の描画ツール (
drawing tools) を使用してテキストや 2-D Math 表記の数式、さまざまな図形、フリーハンドの図なども追加することができます。
3-D プロット用タイプセット機能を使用すると、タイトルや見出し、軸ラベル、テキストオブジェクトなどにタイプセットされた数式やテキストを挿入するだけではなく、それらをその場で編集することもできます。詳細については、plot/typesetting のヘルプページを参照してください。
plot および plot3d コマンドは式形式、演算子形式の両形式の呼出手順において、関数および範囲引数に含まれる unit (単位) が認識できるように変更されました。この機能の詳細については、plot/units のヘルプページを参照してください。
setoptions コマンドを使用すると、1 つの Maple セッションで必要なオプションのほとんどを設定することができます。オプションは設定を行ったワークシートに対してのみ適用され、ワークシートを閉じるか、再起動 (restart ) を実行するとそれらは無効になります。