Window 要素は、maplet 内にウィンドウを定義します。maplet のウィンドウは、タイトルバー、メニューバー (オプション)、ツールバー (オプション)、およびボディの各部から構成されます。

ウィンドウは、maplet としてではなく、maplet 内にある 1 つの要素と考えるべきです。maplet は 1 つ以上のウィンドウを含むことが可能です。各ウィンドウは、ウィンドウのレイアウトや機能を制御する、多くの要素を含むことが可能です。

Window 要素は、殆どの要素を含むことが可能です。しかし、Maplet 要素または ダイアログ要素 を含むことはできません。

Window 要素は、Maplet 要素内に含めることが可能です。

Window 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に) 要素、記号、および型、そして (右側の列に) 型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。

次の表に、Window 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。

I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。

R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。

G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。

S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。

* visible ユーザが見ることのできるウィンドウかどうかの設定。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1 つまたは複数の以下の等式を含みます。

defaultbutton = Button 要素

ENTER が押される際にアクティブとなるボタン。defaultbutton オプションが指定されていない場合には、Window 用に最初に定義された Button がデフォルトのボタンとなります。

height = posint 

ウィンドウの高さ(単位ピクセル)。

layout = レイアウト要素またはそのような要素の参照 (name または string )

ウィンドウのレイアウトまたはレイアウトについての参照を表す。

menubar = MenuBar 要素または MenuBar 要素の参照 (name または string )

そのウィンドウに関する、メニューバーまたはメニューバーについての参照を表す。

reference = name または string 

Window 要素についての参照を表します。

この参照、例えば Window[refID] およびコマンド列内の reference が、両方ともインデックスで指定されている場合、インデックスによる参照が優先されます。

resizable = true または false 

ユーザがウィンドウのサイズ変更を行えるかどうかの設定。デフォルトでは、true です。

title = string または symbol 

ウィンドウのタイトルバーに現れるタイトル。デフォルトのタイトルは、Maplet です。

toolbar = ToolBar 要素または ToolBar 要素の参照 (name または string )

ツールバーについての参照を表す。

width = posint 

ウインドウの幅 (単位ピクセル)。

xcoord = nonnegint 

画面の左側からウィンドウの左端までのオフセット(単位ピクセル)。デフォルトでは、水平方向における中心位置にウィンドウを配置します。

ycoord = nonnegint 

画面の上側からウィンドウの上端までのオフセット(単位ピクセル)。デフォルトでは、垂直方向における中心位置にウィンドウを配置します。

with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet(
   Window('title' = "A Simple Maplet",
      ["A simple maplet.", Button("OK", Shutdown())]
   )
):
Maplets[Display](maplet);