Maple のヘルプページは、1つまたは複数の "maple.hdb" という名前のデータベースファイルに保存されています。このファイルは、 libname 内にリスト表示されるディレクトリを検索して、位置が定められます。各データベースファイルは、1つまたは複数のヘルプページを含み、ページ上で文字およびトピック、ブラウザの検索を行うのに必要な情報を含んでいます。
各ヘルプページは、次の属性を持っています;
topic ヘルプページが保存されている名前。トピック
の名前は、``int''といった単純な名称、あるいは
``codegen,C''のようなパッケージ名となります。
複数レベルの名前については、各レベルの名称を
コンマで区切ります。各ページは、固有のトピック名
を持たなくてはなりません。
aliases そのページのトピックの別名のリスト。(例えば、
sin, cos, tanは、ヘルプページ "trig" の別名です。)
text Maple のワークシートとして保存されているヘルプページの
実際の内容。ワークシートファイル(.mws)の内容は、形式
TEXT("line1", "line2", ...) による表記として読むことが
できなくてはなりません。特別なケースとして、TEXTの
呼び出しに ASCII テキストを含むことが可能です。ヘルプ
システムはこれを単純なワークシートに変換します。
makehelp コマンドは、.mws ファイルを maple.hdb に
直接挿入するために使用されます。
parent このページの親ページが必要となる場合の、読み込まれる
ヘルプページの名前。通常は、トピック名に基づいて
デフォルトが決められます。
active true と設定される場合、このヘルプページは、ヘルプページの
代わりに、例題のワークシートとして読み込まれます。
update コマンドについては、更新される maple.hdb ファイルのディレクトリ名を指定するために、他の引数``library=...'' を使用しなくてはなりません。メインとなる maple.hdb ファイルは、更新できません。