GetInput(msg) コマンドは、ユーザに入力を促す maplet を表示します。ユーザが入力フィールドにテキストを入力し、OK をクリックすると、そのテキストが返されます。ユーザが Cancel を選択すると、プログラムは異議を唱えます。

GetInput sample maplet worksheet に、Maplets[Elements] パッケージを用いてこのルーチンと同様の動作を行う maplet を書く方法について、記述されています。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1つまたは複数の以下の等式を含みます。

title = string または symbol 

maplet のタイトルの指定。デフォルトのタイトルは、Requesting Input です。

type = `error`, information, plain または warning 

入力リクエストの種類。デフォルトの種類は、plain です。このオプションは、テキストの左側に置かれるアイコンを決定します。

value = string または anything 

入力フィールドに最初に現れるテキスト。このオプションが string 型でない場合には、sprintf("%a", ...) を用いて string 型に変換されます。デフォルトの値は、"" です。

with(Maplets[Examples]):
GetInput(
   "This expression does not parse, please correct:",
   'value'="2 x + 3", 'type'=`error`
);