Grid[Setup] - MPI プロセスを終了
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使い方
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Setup(mode)
Setup(mode, options)
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パラメータ
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mode
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文字列で、「mpi」、「hpc」、「local」のうちのどれか。
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host = string
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hpc モードのマスターサーバーのホスト名または IP アドレス
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port = integer
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hpc モードのマスターサーバーのポート番号
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mpidll = string
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代替の MPI ダイナミックライブラリの名前
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mpiwrapper = string
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代替のラッパーライブラリの名前
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説明
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Setup コマンドを用いると、Grid パッケージを用いた並列計算の動作モードを指定できます。モードは三つあります。
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local - このモードは、単一マシン上のマルチプロセス並列計算をサポートします。これはデフォルトの設定で、通常の Maple インストールの一部として提供されています。
hpc - このモードは、異種混合ネットワーク上に分散したマルチプロセス並列計算をサポートします。ジョブのスケジューリングと管理は、グリッドの各ノードで走るデーモンプロセスにより監視されます。このモードは、グリッドツールボックスのアドオンをインストールしないと利用できません。
mpi - このモードは、標準的なメッセージパッシングインターフェース(MPI)を用いたクラスター上のマルチプロセス並列計算をサポートします。ジョブのスケジューリングはバッチ指向型で、オペレーティングシステムにより管理されます。このモードは、グリッドツールボックスのアドオンをインストールしないと利用できません。
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Grid パッケージは全てのモードにわたり共通のインターフェースを用いているので、アルゴリズムのプロトタイピングと実装を別々のモードで行う場合も操作が簡単です。
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Setup は、並列計算を定義する Maple コードから呼ぶ必要はなく、またそうすべきものでもありません。グリッドのステータスを対話的にクエリーする前、またはグリッドに並列ジョブを展開する前に呼んでください。
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ひとつのセッションにつきひとつのモードしか選択できません。Setup を呼ぶと指定したモードが初期化されます。hpc または mpi のモードでは、Grid パッケージの他の関数を使う前に必ず Setup コマンドを実行してください。そうしないと local が初期化され、その他のモードが利用できなくなります。
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hpc モードでは、host と port のパラメータは実行中のグリッドサーバーのうちのどれかを参照していなければなりません。これらのサーバーは、このクライアントが起動するあらゆる計算のためマスターサーバーの役割を果たします。このモードでは host と port のパラメータは必須です。同一マシンの複数 CPU 上で実行する場合、port はベースポート(CPU 0 が使用しているポート)を参照する必要があります。
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対話型グリッドワークシートは、hpc モード設定とジョブ立ち上げのための GUI インターフェースです。Setup オプションは、デフォルトノードとデフォルトポートの各フィールドを記入し、「グリッドステータスを確認」のボタンをクリックして設定します。
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mpidll オプションを使えば、mpi モードにおいて別の .dll または共有ライブラリを指定できます。このオプションは、mpidll = "msmpi" という形で使用します。ファイルがシステムパスに存在すれば、ファイルのベースネームだけを指定すれば十分です。ファイルがシステムパスに無い場合は、ファイルのパスとベースネームを指定する必要があります。グリッド計算ツールボックスがサポートしているのは、マイクロソフトの MPI (msmpi.dll)だけです。
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mpiwrapper オプションを使えば、mpi モードの Maple ラッパー .dll ファイルの名前を指定できます。デフォルトでは、グリッド計算ツールボックスについてくる maplempi.dll ファイルが使われます。maplempi.dll ファイル以外の .dll ファイルを使うときだけ、このパラメータの値を指定してください。このファイルが、Maple と外部の mpi ライブラリとの間のインターフェース・レイヤーとなり、データ構造の翻訳を行います。デフォルトのラッパーで、ほとんどの mpi ライブラリに対応できます。
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互換性
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Grid[Setup] コマンドは Maple 15 より導入されています。
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例
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Grid:-Setup("hpc",host="compute.mydomain.com", port=2000);
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