例 1
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| (2.1) |
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| (2.2) |
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この例 1 では、M および V は行列およびベクトルに割当てられています。中点を使用した乗算を行おうとするとエラーが返されます。ここで、(基となる Maple 構文を示す) 1-D Maple 入力を使用した同様の例を示します。:
解決法:
この問題を修正するには、中点(アスタリスク)ではなく、ドット演算子(ピリオド)を使用すべきです。:
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](/support/helpjp/helpview.aspx?si=1245/file00245/math170.png)
| (2.3) |
次に示すのは、1-D Maple 入力を使用した同一の解決法です。:
](/support/helpjp/helpview.aspx?si=1245/file00245/math181.png)
| (2.4) |
例 2
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Maple はプロシージャを定義した時点で
および
が行列であることを認識していないため、Maple は、乗算を暗に示すためにスペースが使用されている箇所に、可換な乗算演算子(アスタリスク)を内部で挿入します。次に
および
が行列として定義されると、この演算子は行列を掛け合わせる乗算には使用できないため、エラーが返されます。
解決法:
ドット演算子を使用して明示された乗法を実行します。期待される結果を返す類似したプロシージャを次に示します。:
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](/support/helpjp/helpview.aspx?si=1245/file00245/math262.png)
| (2.5) |
暗に示された乗算は、プロシージャまたは演算子本体の外にある行列およびベクトルには有効でないことに注意します。以下の例では、
および
は既に行列として定義されています。そのため、Maple はスペースを正確に解釈し、暗に示された行列を掛け合わせる乗算を実行します。
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![Matrix([[7, 15], [10, 22]])](/support/helpjp/helpview.aspx?si=1245/file00245/math283.png)
| (2.6) |
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](/support/helpjp/helpview.aspx?si=1245/file00245/math290.png)
| (2.7) |
暗に示された乗算をプロシージャ内で実行しようとする人が多いのはこのためです。しかし、例 2 に見られるように、この試みは失敗しエラーが返されます。
例 3
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暗に示された乗法は、項目が既に行列またはベクトルであれば、常に有効となります。プロシージャ本体の外では、行列およびベクトルを返すことを目的とするがまだ計算されていない関数の呼び出しを掛け合わせると、暗に示された乗法は失敗します。この例では、2-D Math 構文解析ツールは、
および
の関数の呼び出しがどのような型のオブジェクトを返すか認識していません。
解決法:
ここで再び、ドット演算子を使用して明示された乗法を実行します。
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| (2.8) |
関連項目
dot,
examples/LA_Syntax_Shortcuts, LinearAlgebra[Multiply], Student/LinearAlgebra/Operators