Units[UseUnit] - デフォルト単位を設定
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パラメータ
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unit
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単位の名前または表現。その次元に対して使用するデフォルトの単位
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説明
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UseUnit コマンドは、Units パッケージで使用する単位を設定します。戻り値は true か false で、同コマンドによる既存の設定を上書きするものかどうかを示します。
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Units[Standard] または Units[Natural] パッケージがロードされているとき、単位の異なる単位付きの式どうしを掛け合わせると Maple は各単位をその次元のデフォルト単位に変換します。また、単位の異なる(ただし同一次元の)単位付きの式どうしを足し合わせるときも、Maple は同様にデフォルト単位への変換を行います。パッケージがロードされていないとき、combine/units を用いると同じ結果を得られます。また、新規に複合単位の式を入力したとき、Maple は通常自動的にデフォルト単位に変換します。与えられた次元に対するデフォルトの単位を管理する方法は二通りあります。
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デフォルトとして、Units[UseSystem] コマンドを実行すると UseUnit コマンドで指定した単位の選択を上書きします。これは、コマンドの keepOverrides オプションを使用することで防ぐことができます。更に、convert/system コマンドはデフォルトとして指定された単位系に純粋に変換し、UseUnit で選択した単位を無視します。これも convert/system コマンドで respectOverrides オプションを用いることで防ぐことができます。
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互換性
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Units[UseUnit] コマンドは Maple 15 より導入されました。
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例
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| (5.1) |
速度と長さの各次元に対する単位を選択します。
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UseUnit('ft/s'): UseUnit(Unit('mm')):
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| (5.2) |
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convert(3.23, 'system', 'ft', 'SI');
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| (5.3) |
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convert(3.23, 'system', 'ft', 'SI', 'respectOverrides');
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| (5.4) |
Units[Standard] パッケージをロードし、SI 系(デフォルト)を選択することでオーバーライドされた単位をリセットします。
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with(Units[Standard]): UseSystem('SI'):
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speed := 32 * Unit('m'/'s');
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| (5.5) |
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duration := 2*Unit('s');
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| (5.6) |
| (5.7) |
長さの単位として mm を選択します。
| (5.8) |
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参照
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Maple 初期化ファイルの作成, infolevel, unassign, Units, Units/Commands, Units/Index, Units/Systems, Units[AddSystem], Units[GetSystem], Units[GetSystems], Units[HasSystem], Units[Natural], Units[RemoveSystem], Units[Standard], Units[UsingSystem]
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