Label ウィンドウボディ要素は、maplet 内でラベルを定義します。

Label 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に) 要素、記号、および型、そして (右側の列に) 型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。

テキストの大きな段落については (Label 要素の代わりに)、オプション 'editable' = 'false' と適切な height および width オプションの値を持つ、TextBox 要素を使用して下さい。

Label 要素は、font オプションを指定する Font 要素、および image オプションを指定する Image 要素を含むことが可能です。

Label 要素は、Maplet または BoxLayout 要素、ボックスレイアウトを表現する階層化されたリスト内にある Maplet 要素に、含めることが可能です。

次の表に、Label 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。

I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。

R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。

G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。

S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。

opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1 つまたは複数の以下の等式を含みます。

background = color 

ラベルをハイライト表示する色。色の名前、RGBの色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列 (ここで各文字の組は 2 桁の 16 進数) を、認識することができます。

caption = string または symbol 

ラベルの上に現れる表題。

enabled = true または false 

ボタンがクリック可能かどうかの指定。enabled が false に設定されると、ラベルは霞んだ表示となります。デフォルトの値は、true です。

font = Font 要素または Font 要素の参照 (name または string )

ラベル内の文字フォント。

foreground = color 

ラベル表面の色。

image = Image 要素または Image 要素の参照 (name または string )

Image 要素の参照。

reference = name または string 

Label 要素についての参照を表します。

この参照、例えば Label[refID] およびコマンド列内の reference が、両方ともインデックスで指定されている場合、インデックスによる参照が優先されます。

tooltip = symbol または string 

ツールチップのヘルプウィンドウに現れるテキスト。

visible = true または false 

ユーザが見ることのできるラベルかどうかの設定。デフォルトの値は、true です。

with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet([
   [Label("Enter your name:  ", 'font' = Font("courier", 14)),
    TextField['IF1'](20)],
   [Label("Use the format ", 'font' = Font("helvetica", 12)),
    Label("John W. Smith", 'font' = Font("helvetica", italic, 12))],
   [Button("OK", Shutdown(['IF1'])), Button("Cancel", Shutdown())]
]):
Maplets[Display](maplet);