Maple 11 におけるプログラミング機能の変更点
Maple 11 ではプログラミング機能に関して以下の変更を行っています。
|
パラメータ宣言と引数処理
|
|
Maple 10 で初めて追加されたパラメータ宣言および引数処理機能がさらに拡張されています。改良点は以下を含みます:
•
|
次の引数が宣言したタイプに合致しなかった場合に例外を発生するためのオプションパラメータの宣言が可能です。次の引数が指定されなかった場合、すなわち引数が存在しない場合は、デフォルトの値が適用され警告は何も発生されません。
|
•
|
キーワード・パラメータでは、 color や colour などのキーワードの代替スペルを指定することや axis[1], axis[2] などの配列化された名前を指定することが可能です。プロシージャが呼び出されたときに、キーワード・パラメータは順序を指定されているパラメータより先に引数にマッチします。
|
•
|
新しい seq 修飾句を用いて、1 種類のパラメータで 0 列にマッチさせたり指定した型の引数にマッチするようにできます。
|
•
|
新しく追加された depends 修飾句の導入により、依存型(あるひとつのパラメータが他の値に依存しているような型)を明示して指定できるようになりました。
|
|
|
外部インターフェイス
|
|
•
|
新コマンド MapleCheckInterrupt が C 言語用の外部 API に追加されました。これはユーザがストップボタンを押したか、または Ctrl-C を押されたときに、外部コンパイル済みコードに長い計算を abort する(中止する)ときに用いられます。
|
•
|
Fortran ライブラリからの外部コール呼出しで Windows ベースのマシン上で Intel(R) Fortran コンパイラに対応するよう拡張されました。新しいヘッダファイル extern/include/imaplefortan.h は、Intel Fortran コンパイラとシンタックス上の互換性があります。
|
|
|