plot3d/option - plot3d のオプション
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説明
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以下は 3-D プロットで用意されているオプションのリストになります。これらのオプションは plot3d コマンドと共に使用でき全ての 3-D プロットを作成する Maple コマンドで使用できます。個々のコマンドのヘルプページではプロットオプションのさらに詳細な情報を提供します。
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オプション
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このオプションはユーザ定義の照明について、赤や緑、青の光の強さを設定します。r, g, b の値は 0 から 1 の間の数値で指定します。
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このオプションはどのような軸を描画するか指定します。f には boxed, normal, frame, none が指定でき、デフォルトは none です。
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このオプションでは軸の目盛りのラベルのフォントを指定します。指定方法は font と同じです。
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axis=t もしくは axis[dir]=t
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x, y, z 軸の情報を指定します。一つ目の指定方法の axis=t は全ての軸へ対して適用します。二つ目の指定方法は単軸もしくは 2 つの軸への情報を指定します。dir には 1 (x 軸), 2 (y 軸), 3 (z 軸) を指定するか、または2つの値の式列を指定します。詳細は plot/axis をご参照ください。
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プロットのキャプション。c の値は文字列または font オプションに従ったキャプションのリストから成り立ちます。デフォルトではキャプションはありません。標準プロットに複数行のキャプションを作成したい場合は、\n を使用し改行を指定します。
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このオプションは色を値もしくは関数にて定義します。c には plot/color に記載される所定の色の名前、または plot3d/colorfunc で説明される色関数を指定します。color の指定はコマンド内の shading のオプションの指定に関係なく手続きが行われますので注意してください。
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このオプションは n に正の整数または等高線の値のリストを指定し、等高線を描画します。デフォルトの値は 10 です。
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このオプションは座標系を指定します。デフォルトは Cartesian. です。他の座標系については plot3d/coords をご参照ください。
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filled に true が指定された場合、面と x-y 平面の間がが塗りつぶされます。
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filledregions=truefalse
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filledregions に true が指定された場合、面上の曲線によって定義された領域が別の色で塗りつぶされます。このオプションは次のコマンドにのみ有効です: contourplot3d, listcontplot3d, plot3d に style=contour オプション
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このオプションはプロット内のテキストオブジェクトのフォントを指定します。l には [family, style, size] の順で指定します。family には TIMES, COURIER, HELVETICA, SYMBOL が指定できます。値は大文字である必要があります。
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TIMES を指定した場合、style には ROMAN, BOLD, ITALIC, BOLDITALIC.から指定します。
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HELVETICA または COURIER を指定した場合、style には BOLD, OBLIQUE, BOLDOBLIQUE から指定します。
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SYMBOL を指定した場合、style には何も入力せず、size を指定します。
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このオプションはプロットの面の光沢度を指定します。光沢度の値 g は面での光の反射具合を制御し、0 から 1 の間の数値である必要があります。0 はライトの反射がないことを表し 1 は最大の反射を指定します。デフォルトは 0 です。
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反射は点光源により提供されます。lightmodel または light オプションにより組み込みの光モデルもしくはユーザ指定のモデルが指定されている必要があります。
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このオプションは (等間隔で) 点を生成する長方グリッドの数を指定します。
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このオプションはグリッド x が rectangular (長方形) または triangular (三角形) であるかを指定します。このオプションは 3-D プロットオブジェクトには用意されていません。例えば、 plots[polyhedraplot] コマンドで多面体を作成した場合や、 plot3d に filled=true オプションを指定した場合には効果がありません。
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labeldirections=[x, y, z]
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このオプションは表示する軸のラベルの向きを指定します。x, y, z の値には horizontal または vertical. を指定します。デフォルトは horizontal です。このオプションを使用するには必ず axes オプションを使用し、boxed, frame, normal が指定されている必要があります。
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このオプションはプロットの軸のラベルのフォントを指定します。指定方法は font と同じです。
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このオプションは軸のラベルを指定します。x, y, z の値は文字列である必要があります。デフォルトのラベルはプロットされる関数の変数名です。
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light=[phi, theta, r, g, b]
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このオプションは球座標の phi, theta からの赤、緑、青の光の強さを r, g, b で指定します。 r, g, b の値は 0 から 1 の間の数値を指定します。
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このオプションはプロットを照らすライトモデルを指定します。値は none, light1, light2, light3, light4.から指定し、小文字で入力する必要があります。
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弧のオプションは曲線の線のスタイルを指定します。linestyle の値には次の名前が指定できます: solid, dot, dash, dashdot, longdash, spacedash, spacedot. デフォルトの値は solid です。t の値は 1 から 7 の整数で指定する事もでき、上記の値の順でスタイルが指定されます。
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このオプションはプロットを生成するための最小のポイント数を指定します (デフォルトは 625 = 25^2) 。plot3d コマンドは isqrt(n+3)+1 次元の長方グリッドを使用します。
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orientation=[theta, phi]
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弧のオプションはプロットを表示させる角度を theta と phi を用いて指定します。デフォルトは全体の曲面が見えるようにスクリーン (負の z 軸) に垂直に点をとります。theta と phi は球座標で指定し、デフォルトの値はどちらも 45 度です。
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このオプションは曲面を表示する際の遠近感を指定します。r は 0 から 1 の間の値を指定します。1 は正射影を表示し、0 は広角透視図を表示します。また r には fisheye, normal, orthogonal の名前で指定する事もでき、それぞれ、0, 0.5, 1 に対応しています。デフォルトは orthogonal です。
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このオプションは曲面が座標軸を持つスクリーンに合うように、相対尺度か絶対尺度のいずれを用いてスケールされるかを指定します。s には unconstrained (相対) または constrained (絶対) を指定し、デフォルトは unconstrained です。
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このオプションは曲面の色合いを指定します。s には xyz, xy, z, zgrayscale, zhue, none から指定します。デフォルトはデバイスに依存します。color の指定はコマンド内の shading のオプションの指定に関係なく手続きが行われますので注意してください。
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プロットのスタイルは surface (patchnogrid), surfacewireframe (patch), contour, surfacecontour (patchcontour), wireframe (line), wireframeopaque (hidden), point から指定します。括弧の中の名前が実際に指定するオプションの値です。デフォルトのスタイルは surfacewireframe です。surface を指定した場合は曲面に色だけとなります。wireframe と contour の値はそれぞれの線と描画します。wireframeopaque は曲面上のワイヤフレームのみを描画します。point は曲面を点のみで描画します。
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このオプションはプロットの点のシンボルを指定します。s には asterisk, box, circle, cross, diagonalcross, diamond, point, solidsphere, sphere から指定します。注意: スタイルに point, を指定した場合、デフォルトのシンボルはプロットデバイスに依存します。
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シンボルの (点の) サイズを正の整数によって与えます。このオプションは point には影響しません。デフォルトのシンボルサイズは 10 です。
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このオプションはプロットの線の太さを指定します。thickness n は非負の整数である必要があります。デフォルトの太さは 0 です。
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m, n, p の値は x, y, z 軸それぞれに対する目盛りの配置を指定します。各値には、整数を指定するとその数の目盛りを作成、値のリストを指定した場合は位置を指定、位置 = ラベル の式列を指定、spacing 構文が使用できます。詳細は plot/tickmarks をご参照ください。
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さらに目盛りを詳細に指定するには axis オプションを使用してください。もし axis を使用して tickmarks サブオプションを使用している場合は、この tickmarks オプションには無効になります。
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プロットにタイトルをつけます。t の値は文字列か font オプションを使用したリストを指定します。デフォルトではタイトルは表示しません。複数行にまたぐタイトルをプロットに挿入する場合は \n を使用し改行を指定します。
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プロットのタイトルのフォントを font と同じ規則で指定します。
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このオプションはプロットの面の透明度を指定します。透明度 t は 0 から 1 の数値を指定します。0 は不透明を意味し、1 は完全な透明を意味します。
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view=zmin..zmax or [xmin..xmax, ymin..ymax, zmin..zmax]
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このオプションは表示する面の範囲を最小値と最大値で指定します。デフォルトは面全体を表示します。
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注意
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一度に同じ名前のオプションを使用し、それぞれに別のものが指定されている場合は後ろの指定が使用されます。
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上記のオプションはスタンダードワークシートインターフェイスでは全て用意されています。もし別の出力デバイスを使用している場合は、 plot/device のヘルプページをご参照ください。
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例
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plot3d(sin(x)*x, x=-2*Pi..2*Pi, y=-1..1, title="Sine\nGraph");
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plot3d(cos(x)*sin(y), x=-2*Pi..2*Pi, y=-1..1, shading=zgrayscale, lightmodel=light2);
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