normal - 有理式の正規化
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使い方
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normal(f)
normal(f, expanded)
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説明
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式 f は、因数分解標準形に変換します。これは分子/分母の形で、分子と分母は、整数係数をもつ互いに素な多項式です。
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normal コマンドは、基本的な簡素化を行い、の領域で、式が 0 に等しいことを認識します。和、積、整数や変数の整数乗からなる式を扱うことができます。
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f がリスト、集合、範囲、級数、方程式、関係式、関数なら、normal は f のコンポーネントに繰り返し適用されます。たとえば級数の場合、級数の係数が正規化されることを意味します。
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f が、平方根、べき乗、関数のような有理関数の領域外の部分式を含む場合、normal はこれらのオブジェクトに繰り返し適用されます。さらに、それらはユニークな名前に凍結 (frontend 関数を参照) され、f の形が簡単化されます。このような場合、normal は式が 0 に等しいことを、認識できないことがあります。
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normal が 2 番目の引数に expanded を指定して呼び出されると、分子と分母は展開された多項式となります。
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例
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normal( x^2-(x+1)*(x-1)-1 );
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| (1) |
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normal( (x^2-y^2)/(x-y)^3 );
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| (2) |
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normal( (f(x)^2-1)/(f(x)-1) );
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| (3) |
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normal( {2/x + y/3 = 0, 1/x-5/x^2 =1} );
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| (4) |
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normal( sin(x*(x+1)-x) );
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| (5) |
| (6) |
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g:=[seq(7*i*x/(i^2*x+1)+1/x, i=1..4)];
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| (7) |
| (8) |
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f:=series(x*y/(x+y)+1/x, x=1, 3);
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| (9) |
| (10) |
normal が 2 番目の引数に expanded を指定して呼び出されると、分子と分母は展開された多項式となります。
| (11) |
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normal( 1/x+x/(x+1), expanded );
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| (12) |
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