デフォルトでは、ソケット上での読み込み操作は、データが利用可能となるまでブロックされます。手続き Peek では、ソケット上でのデータの存在を調べることができます。この機能は、 Sockets[Read], Sockets[ReadLine] または Sockets[ReadBinary] を呼び出す際に、timeouts の使用を避けるのに役立ちます。

手続き Peek は、値 false または文字列のいずれかが直ちに返されたときには、ブロックを行いません。

Peek が呼び出されると、データを読むことなしに、ソケット上で利用可能なデータからサンプルを抽出します。サンプルとなったデータを含む文字列が、返されます。同じデータが、 Sockets[Read], Sockets[ReadLine] または Sockets[ReadBinary] に対する次のコールで利用可能となるでしょう。ソケット上に利用可能なデータがない場合には、値 false が返されます。

with( Sockets ):
sid := Open( "vulcan", "echo" ):
Write( sid, "Sample data" ):
Peek( sid );

Read( sid );

Peek( sid );

Write( sid, "Sample data" ):
while Peek( sid ) <> false do Read( sid ) od;

Close( sid );