Maplets[Elements][Slider] - スライダーの定義
使い方
Slider(opts)
Slider[refID](opts)
パラメータ
opts - option=value の形の等式; ここで option は background, enabled, filled, foreground, lower, majorticks, minorticks, onchange, orientation, reference, showlabels, showticks, snapticks, tooltip, upper, value, visible のいずれか; Slider 要素のためのオプション指定
refID - 名前または文字列; 要素の参照
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説明
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Slider ウィンドウボディ要素は、maplet 内でスライダーを定義します。スライダーにより、ユーザは2点間にある整数値を選択することができます。
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Slider 要素の特徴は、オプションを用いて修正が可能です。Maplets パッケージでのオプション指定を簡単にするために、等式を用いることなしにあるオプションと内容を設定することが可能です。次の表では、(左側の列に) 要素、記号、および型、そして (右側の列に) 型がデフォルトで割り当てられると入力を行う、対応するオプションまたは内容を一覧表示します。
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Elements, Symbols, or Types Assumed Option or Content
integer value option
range of integers lower and upper options
refID reference option
vertical or horizontal orientation option
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Slider 要素は、Action または onchange オプションを指定するコマンド要素を含むことが可能です。
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Slider 要素は、Maplet または BoxLayout 要素、ボックスレイアウトを表現する階層化されたリスト内にある Maplet 要素に、含めることが可能です。
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次の表に、Slider 要素のオプションの、制御および使用法について記述します。
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I 列の x は、(要素の定義を行う) 呼び出し手順で指定される、初期化が可能なオプションを示す。
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R 列の x は、呼び出し手順で必要となるオプションを示す。
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G 列の x は、オプションが Get ツールを用いて取得できる、すなわち読み込み可能であることを示す。
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S 列の x は、 SetOption 要素あるいは Set ツールを用いて設定される、書き出し可能なオプションを示す。
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Option I R G S
background x x x
enabled x x x
filled x x x
foreground x x x
lower x x x
majorticks x x x
minorticks x x x
onchange x
orientation x x x
reference x
showlabels x x x
showticks x x x
snapticks x x x
tooltip x x x
upper x x x
value x x x
visible x x x
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opts 引数は、maplet のオプションを設定する、1 つまたは複数の以下の等式を含みます。
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スライダーをハイライト表示する色。色の名前、RGB の色構造、または "#RRGGBB" という形の文字列 (ここで各文字の組は 2 桁の 16 進数) を、認識することができます。
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スライダーがドラッグ可能かどうかの指定。enabled が false に設定されると、スライダーの表面は霞んだ表示となり、そのスライダーに関連する動作に進むことはできません。デフォルトの値は、true です。
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スライダーの軌跡を表示するかどうかの設定。デフォルトの値は、false です。
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スライダー上の最小値。デフォルトの最小値は、0 です。
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数字の書かれた目盛りをどのような頻度で振るかの設定。すなわち、数字の書かれた目盛り同士の間隔を表します。デフォルトでは、小目盛りは表示されません。
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小さな数字のない目盛りをどのような頻度で振るかの設定。すなわち、数字の書かれていない目盛り同士の間隔を表します。デフォルトでは、この小目盛りは表示されません。
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onchange = Action またはコマンド要素、あるいは Action 要素の参照 (name または string )
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スライダーが移動されている間、スライダーの値が変更されるたびに起こる動作。
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orientation = vertical または horizontal
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スライダーの方向。デフォルトの方向は、horizontal です。
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reference = name または string
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この参照、例えば Slider[refID] およびコマンド列内の reference が、両方ともインデックスで指定されている場合、インデックスによる参照が優先されます。
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showlabels = true または false
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majorticks ラベルがスライダー上に現れるかどうかの設定。デフォルトの値は、true です。
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showticks = true または false
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目盛りがスライダー上に現れるかどうかの設定。デフォルトの値は、true です。
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snapticks = true または false
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マウスを離したときに、最も近い目盛りへスライダーが移動するかどうかの設定。デフォルトの値は、true です。
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tooltip = string または symbol
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スライダー上の最大値。デフォルトの最大値は、10 です。
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スライダーのデフォルト値。デフォルトのスライダーの値は、0 です。
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ユーザが見ることのできるスライダーかどうかの設定。デフォルトの値は、true です。
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例
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範囲が 0 から 100で、デフォルト値が 10 のスライダーの例:
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with(Maplets[Elements]):
maplet := Maplet([
["Select a value: ", Slider['SL1'](0..100, 10, 'showticks', 'majorticks'=20, 'minorticks'=10, 'snapticks'=false)],
[Button("OK", Shutdown(['SL1'])), Button("Cancel", Shutdown())]
]):
Maplets[Display](maplet);
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参照
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Maplets パッケージの概要, Maplets/コマンド要素, Maplets[Display], Maplets[Elements] パッケージの紹介, Maplets[Elements][Action], Maplets[Elements][Button], Maplets[Elements][Maplet], Maplets[Elements][SetOption], Maplets[Elements][Shutdown], Maplets[Tools][Get], Maplets[Tools][Set], Maplets/ウィンドウボディ要素, plot[color]
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